紀州オルグ

開創1200年から次の100年へ!僧侶と支えあう手仕事と地域の暮らしをつなげる物語「高野山 僧侶と手仕事」@高野町

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2015年 開創1200年を迎えた高野山。このプロジェクトは単なる観光振興策としてのプロモーションではなく、高野山の新しい魅力と価値を再発見する物語として制作されました。
金剛峯寺や伽藍など社寺の建築物の紹介や空海の創造した聖地の歴史的なストーリーではなく、そこで修行する僧侶とそれを支える地域、暮らす職人にフォーカスし文化的な魅力を発見できる構成で組み立てられています。

 

◎ 100年後を見据えた地域で継承するメッセージ
発掘!地域が大切にすることの目線

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高野山の日常は特別かもしれません。100以上ある宿坊では毎朝早くから勤行が行われ、特別なおもてなしと精進料理。
僧侶たちは特別な衣を纏い、修行の日々。
これが1200年同じ習慣で延々と続いている価値と魅力はどこにあるのでしょう?
私たちは宗教聖地として高野の町に残る手仕事にフォーカスし、各職人の大切にしている技術と精神を聞き書きしながらこのまちが持続可能なコミュニティとして続く目線で構成を考えてみました。
その中に、100年継承すべき大切なテーマがたくさん見つかりました。私たちは宗教行事を中心に一年かけて撮影する中で、本当に大事な
ことを発見できるようになったのです。
これはふるさと教育のテーマとも共通しますが、一つひとつ丁寧に地域の宝を聞き書きし、その生の声を紡ぐことで頭ではなく、心からその大切なテーマに気づくのです。

 

◎ 手仕事をストーリーで描くカテゴライズ
ストーリーをつなぐ分類作業

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正直、高野山の職人の技の紹介は非常に難しい。
宗教的、文化的な専門用語をはじめ私たちの日常ではあまり触れることがない密教哲学の世界が背景にあるからです。
高野山には30以上の手仕事が継承されていますが、それを継承するには周辺地域の過疎化や高齢化を迎えて課題は山積しています。
さて、その職人をひとつ一つ紹介することは専門分野に入り過ぎて観光振興やまちのプロモーションには最適ではありません。
そこで重要な作業が分類により、その技術が生み出す価値を組み合わせて高野山の魅力発見に繋げる物語を描く作業が必要です。

今回は、6つのカテゴリーに整理し、高野山の魅力を映像にして
みました。
1. 社寺建築を支える技
2. 香りの世界
3. おもてなしの職人技
素材や情報の分類を組合せて、皆さんの地域の宝を発掘しながら
ストーリーを描いてみませんか?